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  • 執筆者の写真torikaiosteopathy

成長期の姿勢の悪さについて

更新日:8月29日

 多くの成長期のお子様を持つ親御様には、成長期のお子様の姿勢の悪さを心配されることが多いかと思いますが、成長期の姿勢の悪さはスマホの見過ぎや、ゲームのやりすぎで起こるわけではありません。


 成長は骨から始まり、筋肉や内臓の位置はその都度適応していきますが、適応までに時間がかかったり、適応が出来なくなってしまい、内臓の位置に不正が起こる事があります。


 成人の方の姿勢の問題でも手術の傷跡などによる内臓の位置異常が問題であることが多く、内臓の位置が正常でなければ背骨はそれに適応して曲がります。そのことからもわかるように、成長期の子供さんは骨の成長の早さに内臓の引き上げが付いて行かず、背骨の側湾を起こします。


 姿勢の悪さは、内臓の位置を修正してあげれば治る事が多く、オステオパシーではその内臓の位置を修正することが出来ます。


 姿勢が悪いことで、運動が苦手になったり、イライラする思春期の情緒面などにも関係してきます。親御様も昔の事で覚えてはいないと思いますが、背が伸びる事で内臓が引っ張られていく得体の知れない不安と恐怖は容易に想像出来ると思います。


 姿勢は自分で努力して治るものではありませんし、その姿勢をとらざるを得ない問題が存在しています。ですので、姿勢が悪いお子様に、姿勢が悪いと叱るとか、気を付ける様に努力させることを強要するような事はしないようにしてあげてください。



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